
結論からいいますと、水洗いしないで奈良漬を食べてください。
奈良漬についている酒粕を水洗いしないので、風味豊かな奈良漬を味わえます。
このページでは水洗いしない奈良漬の食べ方の手順を写真で解説しています。
すぐに手順を見たい方は、上の目次の「4.【 実際の手順はここからです 】」から飛べます。
取りのぞいた酒粕は、あとで奈良漬の保存に使用します。
おいしさが長持ちします。
奈良漬の周りについている茶色の物体を、『酒粕(さけかす)』といいます。
奈良漬になぜ酒粕がついているのかと思いませんか?
ついていない方が便利とは思いませんか?
とても重要な役割があるからつけて販売しております。
奈良漬に酒粕をつけるメリットは二つあります。
常温で保存ができることと、おいしさが長もちすることです。
酒粕が天然の防腐剤の役割をしています。
酒粕に包まれている間、熟成は続きます。
この乳酸発酵のおかげで奈良漬は常温販売ができています。
この食べ方は、奈良漬を水洗いしない方法です。
酒粕は捨てずに、奈良漬の保存に使用します。
まず最初に準備するものです。
・まな板
・包丁
・ふた付きタッパー容器
・ゴムヘラ
・キッチンペーパー
商品の包装を開けて、ビニール袋に包まれた奈良漬を取り出します。
まな板の上で奈良漬の袋を開封します。
ビニールシートの上に酒粕に包まれた奈良漬がある状態です。
まな板の上にビニールシートを広げ、
ゴムヘラを使用して、奈良漬から酒粕を移動させます。
ざっくりと、大まかに、酒粕を取りのぞきます。
ひっくり返して、奈良漬の裏側も酒粕を大まかに取りのぞきます。
あとで奈良漬の保存に使用するので、取りのぞいた酒粕は捨てずにとっておきます。
タッパーの底に、ゴムヘラで酒粕を塗るようにして敷きます。
酒粕がデコボコしても、隙間があいても大丈夫です。
より熟成させたい場合は、最後に酒粕を奈良漬に被せます。
その分の酒粕として半分ぐらい残しておいてください。
これ以上の熟成が不要な方は、酒粕は全て底に敷いてください。
まな板の上にビニールシートを広げた、その上で切ると、まな板の汚れが少なくなります。
どのぐらいの厚さに切るかはお好みです。
5mm程度の薄さで切ってみたり、厚く切ってみたり、サイコロ状に切ってみたり、いろいろ試してください。
歯ごたえが良い奈良漬(瓜、守口大根、生姜、ごぼう、にんじん)は、薄めに切るのがおおすすめです。
「手順2」で酒粕を移したタッパーに、保存する奈良漬を入れます。
奈良漬をより熟成させたい方は、取っておいた酒粕を奈良漬の上に被せてください。
これ以上の熟成が不要な方は、酒粕を被せる必要はありません。
タッパーにふたをして冷蔵庫で保存する。
お召し上がりの際は、奈良漬についている酒粕をキッチンペーパーで軽くとってから食卓にお出しください。
うっすら酒粕が残った状態がベストです。
賞味期限を目安にお召し上がりください。